基本的な仕事について(デイサービス編)

標準

 朝の送迎から仕事が始まるのがデイサービスの特徴です。
まず、その日に施設を利用する人数とそれぞれの住所を確認して、効率良く送迎ができるルートを調べなければなりません。
そして、送迎の車はその日の利用人数に合わせて選択する必要があります。
それから、利用者を迎えに行った時には、ご家族に利用者の状態について聞いておくことも忘れてはいけません。

 その後、送迎が終わって施設に到着したら、簡単な健康チェックの後に朝の会をします。
この朝の会はアルツハイマー予防の目的もあって、時事的な話を聞かせたり、自分が施設に来ていることを認識してもらったりします。
その際、体を動かすことを促すためにラジオ体操などを行う施設も少なくありません。
そして、デイサービスでは午前中のうちに入浴を済ませます。
これは、施設の利用の中でも、入浴中が最も体調に変化を起こしやすいことが理由だからです。
その他にも、入浴によって服の上からでは確認がしにくい体の怪我などにも早く気付くことができるという目的もあります。

 入浴が済んだら、次は昼食をとってもらい、レクリエーションをしたり、昼寝をしてもらいます。
レクリエーション時には、利用者の体の状態に合わせてできることを変えていくようにしなければなりません。
そして夕方になったら、それぞれのご自宅へ送り届けて、施設で簡単なミーティングを行います。
デイサービスは数日ごとの利用で決められた時間に送り迎えをしなくてはいけないことから、仕事内容も含めて大変な仕事といえるかもしれません。
しかし、高齢者と接することが好きだったり、人の手助けをすることに幸せに感じる人には向いている仕事です。